ダッチオーブンとは西部開拓時代にアメリカの荒野で完成された調理道具です。幌馬車隊を組み、新天地を求め西へ向かう人々に、当時大きな勢力を持っていたオランダ商人たちが積極的に売り込んだ鋳鉄製の鍋が『ダッチオーブン』の原形です。機能的かつ丈夫だけれどごく普通であった鍋は、縁をつけ、底に足をつける事でより完成度の高い野外調理器具として、現在も数多くの人々に愛されています。

（2002.6.撮影）

ダッチオーブンで作る事が不可能な料理はありません！
特に、約8kgの本体に約3kgの蓋がのっている厚さ4mmのダッチオーブンですから、圧力釜として煮込み料理に非常に適している他、 蓋の上に薪や炭をのせ、上下からの加熱もできますし、フライパンとして肉や魚をローストをしたり、そのままケーキまで焼く事もできます。可能性は無限です。